AI原則を巡る政治家と開発者の課題

AIの開発や普及に関する国際ルールについて先進国で議論されています。


2016年に日本が初めてAI原則を提起し、既に42か国で採択されていますが、

そこに中国やロシアは含まれていません。


AI原則とは要するに、あくまでAIは人間が扱うツールに過ぎないので

人間が仕組みを明確に把握し、厳格に管理していこうというものです。


確かに、核爆弾なども同じだと思いますが、正しく使えば重宝される物も

使い方を間違うと大惨事になりえますので、そのようなルールは必要だと思います。


しかし、AIが膨大なデータを分析して導き出した結論に対して

人間の知恵が及ぶかどうかというのは疑問で、内容はある程度

ブラックボックスになってしまっても仕方が無いのではないでしょうか。


その代わり、人間(開発者や運用者、あるいは一部の権力者)の私情を

挟まないような仕組みにすべきです。


特に政治にAIを導入する場合には、いかにフェアな判断をするかが

極めて重要になりますが、政治家だけでなくAI開発者の課題として

今後対応していくことになると思います。


■参考記事

貿易・デジタル相会合、責任あるAI開発議論 G20で初

https://www.sankei.com/politics/news/190603/plt1906030033-n1.html

政治AI開発(予定)者 フルハ氏のブログ

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